■睡眠時無呼吸症候群
「いびきをかいて良く眠っている」と云われますが、実はいびきをかいているときは余りよく眠れていないことが多いのです。
脳波を分析してみますと、いびきをかいている時は睡眠が浅く、体の疲れがとれるような深い睡眠は得られていません。おまけに、いびきをかく男性の30%、女性の20%は病的な睡眠時無呼吸をもっています。
いびきは舌や咽喉の筋肉の緊張がとれて、空気の通り道か狭くなって発生しますが、咽喉が完全に塞がってしまうと無呼吸になる(窒息状態になる)という訳です。そして、睡眠時無呼吸が原因になっていろいろな病的な症状が出現するようになった状態を睡眠時無呼吸症候群といいます。

■予想外に多い睡眠時無呼吸症候群
このような睡眠時無呼吸症候群をもつ人は非常に多くて、米国で行われた大規模な調査によりますと、少なく見積もっても成人男性(30歳〜60歳)の4%、女性の2%に達するといわれます。原因の大部分は下顎が小さかったり、舌や軟口蓋(咽喉の奥の肉ひだ)が大きいといった顔つきの特徴と肥満です。

■睡眠時無呼吸症候群患者の寿命は短い
1時間当たりの無呼吸(咽喉での窒息による呼吸停止)が20回以上に達するような中等症〜重症になると寿命が短くなり、7〜8年後には20〜30%の方が死亡すると報告されています。その死亡原因の多くは心筋梗塞や脳卒中です。詳しく調べると、心筋梗塞を起こした人の30%、脳卒中の50%、高血圧症の30%、糖尿病の30%に睡眠時無呼吸がみつかり、これらの生活習慣病を悪化させたり、その原因の一部になったりしているものと考えられています。

■睡眠時無呼吸症候群の症状
睡眠時無呼吸症候群の患者さんの多くはいびきをかきます。また、夜間の呼吸障害のために深い眠りが得られず、昼間に眠気が強かったり、集中力が低下したり、体がだるかったり、朝の目覚めがスッキリしなかったりします。夜間の酸素不足がひどいと不整脈を起こしたり、心不全の原因になります。朝や夜間に咽喉が乾いたり、いつも咽喉がイガイガしたり、咳込んだり、頭が痛かったりすることもあります。

■診断は終夜睡眠ポリグラフ検査で
この病気を正しく診断するためには終夜睡眠ポリグラフ検査が必要です。当院では一泊(夜より翌朝まで)にてこの検査を行なっております。翌朝にはお帰りいただけますので出勤も可能です。
■内科的治療(NCPAP治療)
世界中でもっともポピュラーな治療方法です。治療の第一選択となります。写真にありますように鼻マスクを装着して、鼻から狭くなっているのどにある一定の空気圧を送り込み気道の閉塞を解除する方法です。もちろん睡眠中のみに使用します。あなたのいびきと無呼吸を限りなくゼロに近づけ、そしてあなたの睡眠を正常化させるでしょう。一晩で劇的に改善する方もいます。


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